2018-04-18 第196回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
ややちょっと技術的な詳細に入りますけれども、SPEEDIというのは、一種、決定論的な計算コードでありまして、ある決まった気象条件で、ある時期に放射性物質が放出されたときに、どのようにそれが流れるかであります。
ややちょっと技術的な詳細に入りますけれども、SPEEDIというのは、一種、決定論的な計算コードでありまして、ある決まった気象条件で、ある時期に放射性物質が放出されたときに、どのようにそれが流れるかであります。
諸外国で具体的にどのような予測的手法が実際に使われていたのかということをつまびらかに承知はしておりませんけれども、SPEEDIというのは一つの予測的手法、特定のある種の計算コードの名称でございます。それ以外にも、そういう拡散計算をするような計算コードというのは世の中にたくさんございます。諸外国においてもそういうものを持っている機関は当然あろうかというふうに思います。
○田中政府特別補佐人 いわゆる溶融炉心とコンクリートの相互作用であるMCCIに至るシビアアクシデントの事象進展に係る解析については、MELCORというような総合的な大きな計算コードがありまして、これはプラントを対象とした解析を行っております。MCCIそのものの解析については、これは、そこの、御持参されたNRAの技術報告に記載されているとおり、MELCORでの解析は行っておりません。
ただ、計算コード、シミュレーションコードですので、いろいろ条件が少し違うところがありますので、若干の違いが出てまいりますけれども、一応、事業者からの申請のあったことについて、それの有効性についてはきちっと確認しております。
○政府参考人(黒木慶英君) シミュレーションというのは、様々な条件の下にそれぞれの計算コードに基づいて行います。それはある目的を持って計算するわけです。 我々がやったシミュレーションと兵庫県がやったシミュレーションとが全く違う目的かもしれません。計算条件が全く違います。そういった中で、その両方を比べて矛盾するから片方が片方を否定すると、そういう関係ではありません。
ただし、シミュレーションにつきましても、当然のことながら、初期条件であるとか、あるいは計算コードであるとか、そういったことを踏まえた場合には必ずしも同じ結果を生み出すものではございませんで、場合によってはかなり結果が違うようなこともございまして、そのシミュレーションが正しいものとしてハザードマップを作れるというような状況でもございません。
SPEEDIという百億円以上のお金を掛けて、二十五年も掛けて築き上げてきた事故時の計算コード、それすらも隠してしまって住民には知らせないというようなことをやったわけです。 それから、現在まだ続いていますが、誰の責任かを明確にしないまま労働者や住民に犠牲を強制しています。
それからもう一つは、私ども、やはり関係者として非常に不思議に思いまして、最近はこれは是正されたんですが、昔の東海村の日本原子力研究所、今はJAEAという開発事業団に統合されておりますけれども、そこで開発されておりました大気中の放射線のいろいろな線源からの拡散の計算コードでSPEEDIというのがございます。
このほか、国際原子力機関や経済協力開発機構などの国際機関での枠組みの下で、国際的な原子力の研究開発シナリオの調査でございますとか、原子力の研究開発に必要となります基礎的なデータ、計算コードの整備などの分野におきます協力も着実に進めておるところでございます。
審査に当たっては、ウランとプルトニウムの混合物であるMOX燃料の使用条件に関して、安全委員会において事前に検討した範囲内であるか否か、また、安全解析に使用されている計算コードが信頼の置けるものであるかどうかを専門的見地から慎重に行っております。 プルサーマル計画に関しては、諸外国の状況を見ますと、フランスとドイツを中心に、今では相当の実績がございます。
濃縮度二〇%の硝酸ウラニルの臨界量につきましては、容器の形状、中性子の反射体の有無等に依存はいたしますが、球状の硝酸ウラニル水溶液の周りを三十センチ厚の水反射体が取り囲んだモデルを仮定いたしまして、核反応断面積データライブラリー及び臨界計算コードを用いて解析を行いますと、約五・九キログラムとなります。
前者は、臨界安全設計の改良(信頼性の高い臨界実験データに基づく核計算コードの改良、モニタ等を駆使した工程管理システムの確立)、理解度の高い作業員の養成ならびに労働衛生環境の改善等が必要であり、後者は、放射線遮蔽と放射性物質の閉じ込め能力の向上、臨界警報器の改良ならびに避難法の確立等が重要である。」、このように結んでいるわけです。 これは外国の研究でも何でもありません。
水側の条件として、細管内の圧力、水の温度、水の流量、事故対応用の設備作動開始時間をもとに計算コードにより次の値を求めるということで、水の温度、細管内圧、細管から細管内空間への熱伝達率、こういうものから事故発生後の細管の温度、細管にかかる圧力を計算するということで、こういう結果として、細管材料の強度データと比較いたしまして、細管の健全性が保てるかを判定するというような解析を行っております。
○斉藤(鉄)委員 遮へい計算をするときに実際に計算コードに入れるのは、各核種、同位体も分けて、それぞれの同位体が単位体積中にどれだけの個数あるかというのが遮へい計算のもとになるわけですから、その値を今回設定したということなわけですけれども、大体原子力の技術者であれば、密度が、単位体積中のそれぞれ核種の個数が多少変動しても、結果として出る遮へい計算の値は、いわゆるけたが違えばもちろん違ってきますけれども
もし、企業が開発した計算コードの公開を求めているような話であれば、それは企業の財産権保護という話も出てこようかと思いますが、計算結果の数値の公開なのですね。どうしてこれがメーカーの知的財産権の保護で非公開にするべきだと科学技術庁は考えられたのか、私はこれもあわせて聞いておきたいと思うのです。
動燃は、事故解明のたびにASSCOPSを、これは計算コードの一つでありますが、全面的に公開をすると言いながら、その後、私たちの専門家が具体的に調べましたところ、大事な点はほとんど公開をされていないという点も明らかになっております。そういう点からも、この特殊法人の情報公開の方が先決ではないか、私はこのように考えるわけであります。
ASSCOPSというのがあるのですが、これは床に穴があくかあかないかという計算コードのもとになるものなのですが、ここではもう詳しいことは言いませんが、そういうものについても突き詰めていくと出てこないという点があるわけです。ですから、情報公開はまだ完全に動燃は体質として直ってはいないというのが今の私の感じです。
また、そういう燃料の設計とか流れの設計等で使います計算コード、そういうものは当然「常陽」で開発されたものが「もんじゅ」に生かされていますし、当然その間には改良とかあると思いますが、そういうことで生かされているかと思います。
それで、「もんじゅ」のときを申し上げますと、炉心解析につきまして、別の計算コードを用いまして独自の評価を行ったケースがございました。それから、そのほか地質、地盤等についても実地に確認することとしております。 今御指摘の、火災、爆発の具体的な評価について実験等で確認するということ、これは実は安全委員会の審査の段階ではやっておりません。
「ナトリウム漏えい実験の結果は、それを検討し、安全審査に使用された計算コードの検証などに反映されてきております。また、ナトリウム漏えい対策設備が有効に働くことを実験により確認をするということもやっております。」安全審査をやっていなくて、こういうのんきな話をしておったのですね。大体床ライナーに高温燃焼で穴があいて、それ以降の問題が起こるということは審査項目に全く入っていなかったということですね。
○宮林政府委員 私がたまたま十年前のビデオということについて承知をしていなかったという事実を申し上げただけでございまして、当然組織といたしましては、これにつきましては、十年前の動燃の大洗工学センターで行ったナトリウム漏えい実験の結果は、それを検討し、安全審査に使用された計算コードの検証などに反映されてきております。